7年目
会社を辞め、フリーになってから7年目に入りました。毎年、「防災の日」が節目です。
6年前は名古屋や岡崎を集中豪雨が襲った「8月末豪雨」があり、実際は8月31日から動いていました。
昼はNPOスタッフとしてボランティアさんたちと内水被害の様子を調べ回り、夕方からはさっそくお声掛けをもらった某ローカル経済誌の取材として小さな町工場を訪ねるなどしていました。
フリー記者稼業一本になった今も「防災」「災害」が取材の柱になっています。最近は「関口は防災の専門記者でしょ」なんて言ってくれる人も出てきました。でも、めっそうもない。新聞社時代から、被災地に駆け付ける人の後をついていき、被災した方々の声に耳を傾け、遠くからも思いをはせる人たちに伝えられればと思っているだけです。最近は特に取材やNPOで出会った人たちが、それぞれにまたつながりあって、助け合って活動している様子をfacebookなどで見ることができて、素直にうれしい。
今年は広島はもちろん、京都も兵庫もまだ大変です。災害に一つとして同じ形はないし、同じ復興はありません。それぞれに教訓は大きいけれど、それを行政のマニュアルという小さな枠に押し込めるのでなく、一人一人が最大限に柔軟に受け止めて「次」に生かしてもらえれば。そんな思いも、記事を書き進める動機になっているとは思います。でも、専門家ならもっと大所高所から考え、具体的に提言できるんだろうなあ。
以下、ヤフトピに上げてもらった最近の「THE PAGE」記事から。